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新しい世界を求めて。

幼稚園教諭として充実した日々を送っていた土橋さんですが、小学生の保育にチャレンジすることを決意しました。そして、紹介で偶然訪れた茅ヶ崎。都会育ちの彼にとって、ここは理想郷となり得るのでしょうか?入社してまだ1ヶ月というタイミング、フレッシュな声を聞いてみました。

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自然の中で輝く子どもたち

僕は、喘息治療のために通っていた小児科で、高校生になっても年下の子の相手をしていたような人間。もともと子どもが好きなんです。中学の職業体験でも保育園を選択して、そのまま迷うことなく保育の専門学校へ上がり、幼稚園教諭と保育士の資格を取得しました。 卒業後は、世田谷区の幼稚園に就職し、幼稚園教諭として5年間勤めました。子どもたちと楽しく過ごしていたのですが、保育士の資格も持っているので、幼稚園児以外の保育にも挑戦してみたくなって。体が元気に動くうちに、小学生と関わることのできる仕事を経験しようと転職を決意しました。

児童クラブや児童館の仕事を探している中で、登録していた人材紹介会社の方からちがさき学童保育の会を紹介していただき、早速見学に。クラブの見学はもちろん、茅ヶ崎の街も少し歩いてみました。 まず驚いたのは、空気の良さ。東京の神田に住んでいたのでなおさらです。呼吸をしているだけで癒されるように感じました。クラブの子どもたちは、そんな自然の中で夢中になって遊び、泥にまみれながらきらきらと汗をかいて。その姿は、本当に素敵!東京の幼稚園でも運動遊びはいっぱいしてきましたが、自然に触れる機会はなかなかありませんでしたから、印象に残りました。ここの子どもたちは、大きなクモが出たって全然動じません。強いんです。

こんな恵まれた環境の中で、子どもたちとの時間を作っていきたい。この場所がすぐに気に入り、こちらにお世話になることを決めて、茅ヶ崎に引っ越してきました。

子どもたちの珍発言

実は、まだここで働き始めて1ヶ月なんです。子どもたちの関係で、困ったところは今のところないかな。幼稚園児とは少し違って、小学生はちゃんと探りを入れてから接してくるんですが、1ヶ月が経って、上級生も自分を出してくれるようになってきたような気がします。自分自身が素でリラックスした状態でいることが、子どもたちの緊張をほぐすコツなんじゃないかと思っています。

子どもたちと過ごしていると、毎日、面白いことがたくさん起こるんですよ。 ある日、僕が洗濯物をたたんでいると、4年生の男の子が「つっちー(土橋さんのあだ名)は、なんでいつも地味な仕事をしてるの?」って話しかけてきて。面白いな、と思って「地味なことの積み重ねこそが、大切なんだよ。」と答えたんです。そうしたら、「大切なことかぁ。じゃあ、大統領みたいな偉い人も地味なことをしてるの?」と返して来て、「もちろん!地味なことをコツコツやって、力をつけたんだよ。」と返したら、「そっかぁ。でも俺、地味なことやりたくねぇな。」って言い出して。その理由が、「もし自分が偉くなったら、暗殺されるかもしれねぇ!」って。笑  「この年齢でこんなこと知ってるんだ。こんな言葉を使うんだ。」って、発言一つ一つが面白くてたまりません。ああだこうだ言いつつも、この子、この後僕の地味な仕事を手伝ってくれたんですよ。笑

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初めてのことも多いけれど...

こんな感じで、児童クラブのイメージって、子供と一緒に遊んだりすることがメインだったんですが、実際には運営に関わることをなんでもやるんですよ。僕は、パソコンでの事務作業が未経験だったのですごく不安だったんですけど、事前の研修ですごく丁寧に教えてくださって、安心して現場に入ることができました。現場に入ってからも時々教えに来てくださって、本当によく面倒を見ていただいています。パソコン以外にも、社会人としての基礎や食品衛生管理など、徹底的に学びの場を設けてくださっているので、初めてでも自信をつけていけるんじゃないかな。

中でも、入社してから半年の期間、経験豊富な先輩をマンツーマンでつけていただけるのはありがたい。それも、自分に合う先輩を選んでくださっているみたいで、僕の場合は人生経験も豊富な大ベテランの方でした。自分にない引き出しをたくさん持っていらっしゃるし、まるで母親のような方で、日常生活のアドバイスまでいただいて。ここでの精神的な柱になっています。

ダイナミックさはお任せを

男性の支援員って、まだまだ少ないんですよ。現在のここのクラブでは、僕とパートの方の2人だけ。本当は、男性だからこそできることってたくさんあると思うんです。 例えば、身体を使った遊びでは、女性の方には遠慮しちゃうところもあると思うんですが、僕には全力でぶつかってきてもらえる。運動系の遊びは、一番実力を発揮できる部分ですね。その結果、ドッヂボールでは集中砲火を受けています。笑

あとは、ちょっと変なことをしただけなのに、ものすごくウケますね。紙芝居で女の子の声を出しただけで、大爆笑。まだ早いのに、「今年のハロウィンパーティーでは、つっちーとお化け屋敷をやりたい!」と誘ってくれる職員さんもいます。女性とは脅かし方の迫力が違うからかな。エンターテイメントに関しても、男性の方が向いているかもしれませんね。

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必要とされる、繊細さ

逆に、男性職員ならではの葛藤もありまして。女性とは違って、身体も大きいし声も低い。叱り方一つで、子どもたちにトラウマを与えかねないと思っています。だから、いつも目線は低く、言葉遣いやイントネーションに十分に気を使うようにしています。

あとは、男性が子どもを傷つける事件、多いじゃないですか。男性職員の存在を懸念される保護者の方は少なくありません。だから、擦りむいた傷も、面白かった発言も、どんなに小さなことでも日々直接お話しするように心がけています。コミュニケーションを積み重ねることで、保護者の方も笑顔になって、お家でのことを話してくださるようになってきました。

男性職員の場合、保護者の方や子どもたちから信頼を勝ち取っていくために、人一倍の気遣いが必要です。この基本を忘れなければ、ちがさき学童保育の会には、男性がのびのびとキャリアアップしていける環境が整っています。僕も、子どもたちとの時間を大切にしながら、いずれは管理職にもチャレンジしていきたいと思っています。

「人が好き」なら大丈夫

男性職員について色々とお話しをしましたが、ここの職員は性別がどうであれ、全力で子どもと遊ぶんですよ。素晴らしいことだと思います。例えばカルタをやるにしても、自分がとったら「イエーイ!!!」って大喜び。子どもたちからはしょっちゅう「大人気ない〜!」って言われちゃいます。笑 全力で遊ぶ子どもって、本当にいい表情をしているので、これからもそれを引き出せる支援員でいたいです。

子どもと全力で遊ぶのも、保護者の方にその様子を楽しくお話しするのも、どちらも「人が好き」であれば、自然とうまくできるはずです。僕が目指す支援員の姿は、その一言に集約できるんです。

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