tomitani001.jpg

tomitani002.jpg

私にインタビューなんて...?!

とっても謙虚な富谷さん。どうやら、おしゃべりが少し苦手なよう。この仕事には向いていない、と自信のない発言もありましたが、保育の現場では彼女の冷静なスタンスが活かされていることも多々あるのだとか。新卒で入社してからちょうど1年。彼女らしく奮闘している日々について、言葉を大切に選びながら、真摯に答えてくださいました。

1-3.jpg

目指していたのは保健室の先生

私は愛媛県で生まれ育ちました。高校時代はやりたいことがわからなかったのですが、岡山県の大学で生理学を学ぶことに。生理学というのは、身体のつくりの根本について勉強する学問で、本当に面白いものでした。自分自身に一生関わっていくことですからね。今でも生理学は大好きです。

この知識を一番活かせると思ったのが、養護教諭(保健室の先生)だったので、研修制度の充実している神奈川県で採用試験を受けました。残念ながら正職員になることはできず、臨時教員に登録しましたが、なかなか声がかかりません。出身校のキャリア相談に助けを求めたところ、「臨時教員の空きの連絡を待ちながら、神奈川で別の仕事を探してみたら?」とのことだったので、インターネットで養護教諭の資格を活かせる仕事を検索。一番最初に、ちがさき学童保育の会の求人がヒットしたのが応募のきっかけです。
こんな偶然の出会いでしたが、ご縁があって、昨年(2017年)の4月から正社員として働かせていただくことになりました。

tomitani005.jpg

子どもたちとの距離感にとまどう日々

幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校...色々な学校に教育実習に行ったはずだったのですが、児童クラブでの子どもたちとの距離感は想像を大きく超えて、近かった...。近すぎるくらいです。養護教諭だったら子どもの心身の不具合を治してあげればいいと思うんですけど、ここでは子どもの日常全部を見なければいけません。中でも、叱るのが本当に苦手。慣れない標準語もハンデになって、自分の本心からは叱る言葉がでてこないんですよね。なんだか、セリフみたいな感じで。

ここでの仕事に一番求められるのは「伝えること」。コミュニケーション能力だと思います。叱る能力も、その一部ですね。子どもと保護者の方との関係づくりのためにも、クラブ内のチームワークのためにも、円滑なコミュニケーションは不可欠なものなんですが、私、コミュニケーションが苦手なんですよ...。それでも、色々な先輩の真似をしながら、なんとかここでの「あるべき姿」に近づけてきてるのかな?と思うし、子どもたちの気持ちをあらゆる方面に伝えていく、コミュニケーションの要になっていきたいと思います。

tomitani007.jpg

先輩スタッフたちに支えられながら

1年前に入社した時は、先輩スタッフたちが問題視していることの、何が問題なのかすらわからなかったのですが、最近はクラブでの課題が見えてきて、それを解決するための試行錯誤ができるようになってきました。
サポートしてくださる先輩がたくさんいるので、はじめは私のように何もわからない状態でも大丈夫。特に、今マンツーマンで見てくださっているベテランスタッフさんは、豊富な経験を理論として教えてくださるので、納得した上でどんどん頭に入ってくるんです。わからないことはすぐに質問させていただいています。
このような先輩たちには真似できる部分がたくさんあるし、どうしても自分が苦手なことはお願いもできるようになってきました。色々な人と一緒に働くことで、誰だって自分にあう方法が見つかるはずです。

tomitani010.jpg

tomitani004.jpg

淡々と刻む、湘南の社宅ライフ

故郷から離れたところで暮らし、働いていることについては、ごく普通の感覚です。私の両親も愛媛から一度首都圏に出て働いていましたし、「一度は出てみなさい」という考えだったので、私にとってもそれが当たり前。それに、一生愛媛しか知らないのはもったいないですからね。
入社してからは、社宅のアパートで不自由なく暮らしています。「海が近くていいね」と言われますが、実家の近くにも海があったので...普通のことですね。こちらの方が風が強くて、洗濯物が何枚か無くなってしまったのには、少し困っていますけど。部屋の中は自分の好きにできるので、もう少し住みやすく、色々と揃えていきたいなと思っています。休日はこの部屋で、自分の好きなことに没頭しています。

スタートラインの私と子どもたち

実は、1ヶ月前から担任を任されるようになって。一緒に働いてくださるスタッフの方々も半数以上が異動したばかりの方という状況の中、今はまだ必死です。新学期のうちは子どもたちも早くクラブに帰ってくるので、事務仕事を空き時間にすばやくこなして...と、あっという間に1日が終わっていきます。
そんな中、私を助けてくれているのは、今年度から2年生になった子どもたち。昨年はまだ1年生で、「2・3年生の言うことを聞くのがお仕事だよ」と言われていた子どもたちです。この春、新1年生がたくさん入ってきたので、一気に低学年のリーダーになりました。ご家庭でも「今年は1年生がいっぱい入ってきたんだよ」とお話ししていて、「自分たちがやらなきゃ!」と自覚している様子。新1年生のお世話を一生懸命手伝ってくれて、とても助かっています。
子どもたちは私と同じ人間だから、特別に甘い目で見ることはないのですが...頑張る姿は本当にいじらしくて、思わず応援してしまいます。私もここで、自分らしく一緒に成長していけたらと思います。

tomitani009.jpg