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雨の日も雪の日も、自転車でかけつける!

たくましい腕に日焼けした肌。そんな外見を裏切らず、どんな天候でも自転車で通勤しているというパワフルな秦さん!子どもたちとグラウンドを走りまわったり、得意のコマやけん玉を教えたり......常に全力投球です。かつては、「やりたいことが分からなかった」という彼が見つけた、夢中になれるこの仕事の魅力とは?

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ラオスで見つけた、素でいられる自分

学生の時は、異文化コミュニケーションを専攻していて、心理学にも興味がありました。悩みを聞き出すことに関心があって、カウンセラーの仕事に就こうと考えたこともあったんです。でも結局、就職活動をするとなっても、自分は何がやりたいのか分からなくて。そんな時に、NPO法人に所属している知り合いの誘いで、ボランティアに参加することに。物資を集めて、海外の孤児院に届ける活動です。ラオスやタイに行ったんですが、そこで子どもたちと過ごした時間が本当に楽しかったんですよ。言葉なんて全然通じないのに!子どもたちと一緒にいる時間は、自然と素の自分でいられることに気づきました。それが、子どもに興味を持ったきっかけです。

「子どもといると楽しいな」「こんな楽しいことを、仕事にできたらいいな」と、保育の仕事に魅力を感じた私は、資格を取得するため短大に入り直すことを決意。実習で訪れた児童養護施設で、小学生の子どもたちと出会いました。園児と比べるとちょっぴり大人な彼らは、いろんな言葉を知っていて、会話が面白い!とても活発で、体もたくさん動かします。私も体を動かすことや話すことが好きなので、小学生を対象とした児童クラブの支援員になろうと決めました。

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働く保護者の本当のサポートって?

短大卒業後、一度別の児童クラブに入職しました。そこは、保護者が中心となって運営する児童クラブ。保護者同士の繋がりが強く、支援員と保護者がコミュニケーションを密に取れる点は良かったのですが、仕事が忙しい保護者にとって、月に1度の集会や、役員・係の仕事は負担が大きいのでは?と感じるように。働く保護者の本当のサポートって何だろう?と思ったんです。
そんな時に、ちがさき学童保育の会を知りました。「ここでなら、働くお父さん・お母さんを、より全面的にサポートできそう!」と運営体制や働き方に共感し転職することを決めました。昨年の7月からここで働いています。

現在の「浜須賀児童クラブ」の担任になったのは、さらに3ヶ月後の10月。やっと半年が経ったところで、まだゆっくりお話しできていない保護者の方もいます。やっぱり、安心してお子さんを預けていただきたい。その為にも、お迎えの時間などにできるだけコミュニケーションをとり、私のことを知っていただくよう心がけています。今は信頼を築く時間ですね。これは、毎日の積み重ねでしか得られないと思っています。

「やってみたい」が、叶う場所

一方、子どもたちとは、一緒に遊ぶ時間をたくさん取るようにしているので、この半年で距離がグッと縮まったかな?本当は客観的に見守るくらいが良いのかもしれませんが、ついつい一緒になって夢中になってしまうんですよね。ここは、広いグラウンドもすぐ隣にあるし、自然も多い。遊ぶ環境はとても良いですよ。

クラブの棚に並んでいるのは、私が得意なコマとけん玉です。子どもたちと一緒に楽しめたらな、と購入させていただきました。「綱渡り」や「リフティング」などの技を見せると、みんな驚いて興味津々。最初はやってみても全然できないんですけど、教えるとあっという間に上達します。他のクラブの子どもたちの前でも披露する機会があれば良いですよね。なので、今はお披露目会を計画中。ちがさき学童保育の会の良いところは、「やってみたい」と声をあげれば、耳を傾けてもらえること。子どもたちがどんどん上手になっていくので、私も技をアップデートしないと。新1年生にも早速教えたいと思っています。

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相談相手はあらゆるところに

もちろん、仕事は楽しいことばかりではありません。特に担任になったばかりの時は、覚えることがたくさんあって大変でした。でも、ここではしっかりと引き継ぎがあって、仕事の流れや子どもたちのことなどを、前任から教えてもらえたので良かったです。その後も、分からないことがあればエリアマネージャーやベテランのスタッフの方が手厚くフォローしてくださるので安心。本当にお世話になっています。定期的に全体研修もあって、アレルギーや障がいのこと等について、外部の専門家の方からお話を伺えるのもありがたいです。

また、昨年までは2名だった常勤の男性支援員が、今年からは7名に!男性支援員も活躍しています。研修などで集まる際に、男性同士で話すことも。情報を交換したり、気をつけていることをお互いに話したりします。男性ならではの強みもたくさんありますが、女の子との接し方など、特有の悩みがあるのも事実。困ったことや分からないことがあれば、みんな相談相手になってくれますので、一緒に働く仲間がさらに増えると良いですね。

私の保育の楽しみ方

現在53名の子どもたちが、この浜須賀児童クラブで放課後の時間を過ごしています。子どもたちには一人一人に個性があるので、一筋縄にはいきません。だからこそ、子どもたちをよく観察するということが大事。表面だけではなく、「何が好きなんだろう」「誰と、どういう関係にあるんだろう」というところまで見るようにしています。ちょっとしたところにも目を向けるというのは、学生時代、心理学に興味があったことに繋がっているのかもしれません。

大切なのは、子どもとしっかり向き合うこと、そしてお父さん・お母さんとしっかりコミュニケーションをとること。反対に、「怒らなくちゃ!」「ダメって言わなくちゃ!」と、教育することにガチガチにはなるのは良くない。時には見逃したっていい。見逃すことと、見逃さないことのラインがしっかりあれば、それでいいと思っています。そして、なんと言っても自分自身が楽しむこと。自分が楽しくないと、いい保育はできませんからね。これからも、子どもたちと一緒に全力で楽しみたいと思います。今は、この仕事に夢中です!

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