平成30年度事業報告

第1 一般概要 事業及び活動報告書

Ⅰ 法人の概要

今年度は、茅ヶ崎市内を5つのブロックに分割された「児童クラブの管理運営者」に選定された、指定管理者として2年目の指定期間の年です。
茅ヶ崎市の児童クラブの待機児童数は、平成28年4月・60名、平成29年4月・55名、平成30年4月・156名と増加しています。この間、今宿・鶴嶺学区80名、松浪学区80名の定員増を実施しています。児童クラブの低学年化によるクラブ滞在時間増、夏季休暇前の過密化が起因と考えられる児童クラブで発生する事故の増加傾向が顕著に表れた年でした。
独立行政法人国民生活センターが平成21年(2009年)3月「学童保育の安全に関する調査研究〈概要〉」で発表した5つの提言の中でも「2 子どもの安全を守る生活空間を確保し、人数の適正化を図る」ことが指摘されています。茅ヶ崎市の児童クラブは、建築面積約100㎡、定員70名規模の大規模な児童クラブが多数あるのが現状です。

5月には松林・室田小学校区の「茅ヶ崎市児童クラブ待機児童解消対策」に基づいた児童クラブの事業実施者が募集され、事前相談の対応をしましたが、当会が探してきた既存建物は、建築時期が昭和初期で耐震性が著しく低く、耐震基準を満たすことができないため断念しました。子供たちの「居場所の確保」は、経験に裏付けされた支援員の確保もできなければ難しい事業です。

当会の事務局所在地には、事業所内保育所定員15名が併設され、茅ヶ崎市の広域児童クラブである南地区児童クラブ定員45名が併設されています。また、長期休暇時の夏休み期間中には80名の児童も追加で集まり、春休みや冬休みにも40名規模の子どもたちが、この建物に出入りします。さらに、児童の送迎のために、近隣に迷惑をかけていることも考えられます。建物の裏手は住宅地のため、児童や園児が滞在する時間帯に窓の開放ができない問題があります。児童クラブは、茅ヶ崎学区と東海岸学区の中間に位置することが条件になっており、長期休暇対策事業の実施場所移転の判断をしました。
昨年10月頃から、この問題を解決するため耐震基準が満足でき、移転できる物件を探しました。第1候補の東海岸南五丁目の物件は、耐震基準に問題があり断念しました。年末には東海岸北一丁目の昭和29年建築のNTT茅ヶ崎ビルが候補になり、耐震基準についても確認でき、2月に賃貸借契約を締結、5月に利用開始ができるような段取りで、2月~3月の2ヵ月間で内部の設計、工事の見積もりと内容の確認をし、翌年度の4月から内装工事等を開始する予定で進めました。新年度の長期休暇対策事業と交流事業は、利便性の向上した地で6月から始める予定です。

Ⅱ 事業の概況

1 業務の概況

放課後児童健全育成事業(児童クラブ)
茅ヶ崎市の児童クラブの今年度の状況は、低学年1~3年生が占める割合88%で、児童クラブは過密状態が慢性化し、冷房が効かない状況にありました。今年度は6月29日に関東が梅雨明けし、7月中旬から8月の夏休みが終了する頃まで連日高温の日が続きました。連日の高温で、夏休み期間中のプール活動でも熱中症の危険があるため制限しなければならない状態が続きました。また、外遊びについても、熱中症の危険があるため、連日午前9時に「環境省 熱中症予防情報サイト」で暑さ指数をチェックし、各児童クラブに活動の自粛要請を指示しました。

指定管理者指定申請書で計画した中学年向けプログラム「冒険しようディキャンプ」と高学年向け「サバイバルキャンプ」は、
〇実施場所 : 西丹沢大滝キャンプ場
〇実施期間 : 夏休みの期間中の8月初旬のお盆前の日程
〇交通手段 : 低学年は貸し切りバスを使用
        中学年以上は「使ってみようバス・電車」をからめて公共交通機関を使用しました。
〇野外活動の規模は、
・冒険しようディキャンプ   1~2年生の低学年向けに定員80名×4回
・サバイバルキャンプ     3年生は一泊二日の内容で定員40名×3回
               4年生以上は二泊三日の内容で40名×1回
の宿泊キャンプに変えた内容で計画しました。
〇野外活動のプログラムは、
・1~2年生は「川遊び・ニジマスのつかみ取り・ホイル焼き」を計画しました。
・3年生の宿泊キャンプは、低学年同様の川遊び・ニジマスのつかみ取りと竹材を使っての食器づくりやスプーン・フォークづくりの工作教室、ナタを使った薪割り、炊飯活動、ナイトハイク・ハイキング、キャンプファイヤーを追加した内容を計画しました。
・4年生以上の宿泊キャンプは、3年生の活動内容に西丹沢ビジターセンターでの自然学習を追加した内容で計画しました。
・炊飯活動は、薪を使っての調理のため「ニジマスのホイル焼き」は焼く前の調理まで自分たちで体験し、数が多いため焼く作業はスタッフが行いました。宿泊キャンプ3年生は「炊き込みご飯」「ホットドッグ」、4年生以上は「ピザ作り」「ミネストローネ」を追加して計画しました。ハイキングについても3年生と4年生以上では、行先と距離を変えて計画しました。
私たち大人は経験的に、子どもたちの成長のためには、体験活動が有効であり、必須であることは理解していると思います。残念ながら台風の影響や川の増水のため、8月7~9日に計画した野外活動は、ディキャンプ3回目が中止になり、3年生の宿泊キャンプは1回目と2回目と4年生以上の宿泊キャンプが中止となりました。

キャンプ以外の野外活動の実施や工作教室のプログラムは、興味のある職員だけに任せず、組織的に活動できるようになれば、当会の柱になる事業になってくると考えます。自然素材を使った工作教室は、子どもたちが手や指を複雑に動かすことができ、子どもたちの好奇心をさらに高め、その子の努力が我が子の成長の姿として作品を通してみることができれば、保護者の方たちも安心して子どもたちを児童クラブに通わせることができます。支援員に技能・技術を習得させ各クラブで実践できれば、クラブに集う子どもたちの笑顔が増すことにつながると考えます。児童クラブの活動を通して、子どもたちの成功体験や達成感・自己肯定感が増し、安定したクラブ運営ができるように繋がれば、支援員に対する愛着や信頼を持ち成長する姿が見えるようになってくると考えます。
体験活動の実施は、活動を実施しただけではなく、思考を深め、その時感じ、考えたことを言葉にすることで、より体験活動で得たものが子どもたちの中に刻まれます。活動プログラムの区切りごとに、活動を振り返り、その考えを書いたり、発表したり、話し合う機会を取り入れることも必要と考えます。

今年度4月から8月の5か月間で怪我等傷病の発生した割合は、年間61件の発生回数のうち39件(64%)がこの5か月間で起こっています。同様の比較をすると、平成28年度年間35件のうち20件(57%)、平成29年度年間48件のうち24件(50%)の割合でした。平成28年度から30年度の3年間でみると骨折6~8件、捻挫2~3件です。顕著に増加しているのは、打撲と裂傷です。打撲は、平成28、29年度各8件、平成30年度24件でした。裂傷は、平成28年度11件、平成29、30年度各22件でした。
特別な配慮を必要とする児童は、増加傾向にあることや、低学年で出席率が高く過密状態である児童クラブでは、日常からの予防的な活動が必要となってくると考えます。今年度発生した事故をきっかけに、安全管理マニュアルの作成や業務の可視化の取組みを実施しました。この取り組みも職員全員に浸透させていく必要があるため、新しく採用になった経験年数の浅い職員に、早急に取り組ませていく必要があります。

長期休暇対策事業
4月に開催したスプリングスクール第Ⅱ期では、児童49名の登録がありました。「海藻押し葉協会」の協力で、海藻を押し葉にし、押し葉で絵を描くことに挑戦した他、市内にある段ボール工場「ミヤザワ」の見学をし、段ボールができる過程について学びました。
サマースクールには、昨年度と同数の児童102名の登録がありました。29年度は東海岸教室のみでの開催でしたが、今年度は鶴嶺教室を加えた2教室で開催しました。農業体験や調理体験、科学教室の他、電気教室や夏祭りを実施しました。また、昨年度に引き続き戦争講和やサーフィン体験を実施した他、新規のプログラムとして陶芸教室やみなとみらいにある帆船日本丸での海洋教室を別途申込制として実施しました。同じく別途申込制として予定していた宿泊キャンプについては、台風のため中止となりました。
ウィンタースクールでは、毎年人気のおもちつき体験や保護者から好評な書初め教室、凧あげやコマ回しを楽しむお正月遊び等、年末年始ならではのプログラムを企画し、児童39名の登録がありました。また、ドライフラワー等の材料を瓶詰めし、その中に専用のオイルを入れて植物標本にしたハーバリウム教室や鎌倉の名所を訪れた鎌倉ハイキング、肺活力を調べる装置を製作した電気教室を実施しました。
年度末に開催したスプリングスクール第Ⅰ期では、「アクティブ」をテーマに開催し、児童32名の登録がありました。横浜の裁判所や税関の見学、里山公園での野あそび体験、市内イベントへの参加など積極的に外に出かけ、野外活動を楽しみました。また電気教室も実施しました。

放課後児童の交流事業
今年度は、定期的開催の「NPO法人かながわ子ども教室」の科学教室、職員による「あみものクラブ」、地域の方の体験教室「わくわくどきどき・将棋に挑戦」を基本に、工作教室は1回もの、体験教室は2回シリーズを企画しました。定期開催の「あみものクラブ」「わくわくどきどき・将棋に挑戦」は平均6名/回の参加、科学教室・工作教室・体験教室は、平均10名/回の参加がありました。フェスティバルは昨年度と同じ11月に開催しました。昨年は地域の行事と重なりましたが、今年度は1週間早めての開催でした。職員だけで内容を企画しましたが、結果として周知がうまくいかず、予定していたほど参加者が多くありませんでした。
今年度は全42回の開催で、昨年より1回少ない回数でしたが、参加者の総数を比較すると47名減で、目新しさに欠けているような感があります。4月工作教室「作って学ぼう!数珠法話教室」、科学教室12月「ロボット」・2月「ひかりと色」、3月体験教室「南極ってどんなとこ」は、各回15名前後の参加がありました。

保育園事業
今年度の事業所内保育園は、4年目を迎え今年度も昨年度同様の保育内容で、4月「こいのぼり会」に始まり、「七夕会」「夏のプール遊び」「遠足」「クリスマス会」、年明けの「豆まき会」、3月の「ひなまつり会」まで、季節の行事、伝承行事に楽しんで参加、触れ合うことができました。保護者参加の行事として「おやつ試食会」も実施しました。図書館の「お話し会」へのお出かけや、同じ建物内で開催される地域の子ども達が集まる子育てサロン「ほっとカフェ」への参加、児童クラブの小学生との交流会も参加し、定着化しています。

教育事業(学研)
学研教室の理念に基づき、自学自習ができるよう個々の学力にあった教材で「教え込まない指導」に留意しました。ともするとすぐに「わからない」とたずねていた子どもたちですが、何度も読み返したり辞書で調べたりして、できるだけ自分の力で解くという学習方法が身についてきています。
指導者は子どもに内容を質問したり類似の問題を解かせたりして、その反応やテスト結果などから理解度を確認しました。教室学習日以外の家庭学習では、毎日各教科1枚ずつの宿題を出しました。学研主催のテストは、今年度から「明日の学力」診断テスト(通称:あすがく)という、教科の枠を超えた課題解決力を診断する新しいテストが加わりました。3種類のテストで長時間だったうえに思考力のいる問題のため、慣れないテストに受験者はとても疲れていました。ただ、診断結果から「思考力・判断力・表現力」が見えるので、続けていくことで具体的なアドバイスができると考えます。
保護者とは連絡ノートや電話の他、面談やお迎え時にできるだけ様子を報告しました。
面談ではテストの結果や日頃の教室学習の様子と今後の課題、家庭での様子や宿題についてなどを話し合い、学力向上の連携と関係性の強化を図りました。
通常の教室学習の他、読書活動とお楽しみ会を開きました。読書活動では、本の貸出と学研の読書感想文講座を行いました。文章への抵抗をなくし想像力や思考力を高めることを目的としており、毎年たくさんの本の貸し出しがあります。幼児の会員もディズニーやジブリの本などを借りて感想を話してくれました。感じたことを表現するよい機会で、学習時間の合間にたずねています。夏休みの学研特別講座では読書感想文講座を2回開きました。2回の講座で仕上げることは難しかったのですが、最後まで書き上げ夏休みの宿題として提出できたようです。
お楽しみ会ではガムテープを使って「コースター作り」をしました。ガムテープの長さを測って切り、テープを貼り合わせながらコースターを作成します。粘着力があるので貼り合わせが難しいのですが、どの子も最後まであきらめずに作り上げ、自分や家族のプレゼントにしたようです。

2 利用児童の概況

放課後児童健全育成事業
平成30年度茅ヶ崎市児童クラブの定員1,633名に、1,540名の児童が登録されました。今年度は登録児童数の最大は4月16日1,558名でした。
1年生の登録数が前年比で95名増加した分、4年生の登録数は前年比で76名減少しています。4年生以上の登録児童数は前年比で102名減少し185名の登録数でした。
児童クラブを利用する児童の年齢構成は、明らかに低学年化が進んでいます。平成21年度当会が運営する茅ヶ崎市内の全児童クラブに登録する低学年716名約76%だった比率は毎年増加し、今年度は1,355名が登録しています。茅ヶ崎市の児童クラブの今年度の状況は、学年が占める割合は1~3年生88%で、4~6年生12%でした。

長期休暇対策事業
5年目となる長期休暇対策事業は、スプリング(4月)49名、サマー102名、ウィンター39名、スプリング(3月)32名の合計222名の利用がありました。今年度も昨年度同様利用者が増加し、全体で41名の増加です。内訳は、スプリング(4月)28名増、サマーは増減なし、ウィンター3名増、スプリング(3月)10名増となっています。学年別では、4年生3名増、5年生21名増、6年生17名増となっています。
サマーの定員は、前年度も120名でした。昨年度の児童クラブの4年生以上の待機児童数は、4月1日時点で44名でした、今年度の4年生以上の待機児童数は110名でした。今年度は、先着順で受け付けましたが、東海岸教室は申し込み開始初日で定員に達し、申込制の別料金のプログラムも、キャンセル待ちになりました。新しく開催場所ができ、利用者にとって利便性が高ければ、需要増加につながると考えます。

放課後児童の交流事業
5年目となる放課後児童の交流事業は、今年度は工作、体験、科学、編み物、将棋の各教室全42回112名の利用がありました。昨年度と比較すると1教室減、47名減となっています。学区別では、小出と西浜を除く17学区からの参加があり、東海岸・茅ヶ崎・浜須賀の3学区58名は52%を占め、海側の7学区72名は64%を占めています。学年別では3年生まで87名78%が占め、1回の利用は58名で52%、2~5回は40名36%になりました。利用人数だけをみると前年比で増加している学区もありますが、多くの学区で減少しています。交流事業は定着してきているが、利用人数の増加を図るには、興味の引く内容や継続が必要でないかと考えています。

保育園事業
進級児5名と新入児4名を迎え、0歳児1名・1歳児3名・2歳児5名(地域枠8名・事業所枠1名)の9名でのスタートです。5月に地域枠に1歳児1名、12月に事業所枠0歳児1名が加わり、合計11名を受け入れました。

教育事業(学研)
1年生1名、2年生2名、3年生1名、4年生1名、5年生2名、6年生3名の10名でのスタートです。7月以降3年生1名、4年生1名が退会しました。8月以降年少1名、年長1名、1年生2名の入会があり12名で終了しました。

3 職員の概要

児童クラブ
今年度児童クラブに従事する支援員は、常勤職員38名、パート職員110名でスタートしています。今年度入社した常勤職員は、4月8名、7月1名、9月1名、11月1名、1月2名、3月2名の合計15名です。退職した常勤職員は、今年度採用者6名、前年度以前採用者5名の合計11名が退職しています。児童の怪我や児童間のトラブルで保護者対応に起因するもの5名、自己都合6名です。児童間のトラブルは、保護者間のトラブルに発展する場合があり、支援員が板挟みになり、ストレスが重なっていくケースが増えています。自己都合によるものでも、前職や育った環境から潜在的にストレスを抱え、採用し勤務についてからストレスが表面化するケースが何件かありました。職員が抱えるストレスが、業務に支障をきたさないために、保健指導、相談・カウンセリング、教育、メンタルヘルス等の支援の専門家として労働衛生コンサルタントに関りをお願いしていました。職員が増え難しい事案も多くなったことで、同じく労働衛生コンサルタントで医師でもある方に、労働衛生の業務を支援してもらうことになりました。

人材の確保は、当会の喫緊の課題です。人材の採用のほとんどが、紹介会社を通しての採用です。今年度中の採用決定者(次年度4月1日)14名中9名が紹介会社を通しての採用です。紹介会社外の採用は、ホームページ4名、ハローワーク1名です。
また人材を採用してから研修を積み重ね、当会独自に児童クラブで実践を繰り返しながら、育てていく必要があると考えます。そのような研修と実践を繰り返す「研修システム」の構築に取り組む必要があると考えます。研修内容の充実のため、児童健全育成財団の施設会員にも入会しました。

保育園事業
保育園事業は、4年目になり常勤職員4名、パート職員8名でスタートし、少人数保育園の良さでもある家庭的な保育ができる体制作りとより質の向上に向けた保育園づくりを目指した年でした。常勤職員は、4月2名、10月1名、3月1名を迎え入れましたが、7月1名、3月1名の退職者が発生しています。パート職員は12月1名、3月3名が退職しています。
職員の定着に課題があります。

4 運営の概況

児童クラブの管理業務
事故報告書から管理業務の状況を報告します。「事故内容 補足」に区分された「傷病・賠償・物損・労災・その他」に分類された事故の件数は、傷病61件、物損35件、労災3件、その他9件で合計108件の事故が報告されました。
児童の傷病の内訳は、骨折6件、捻挫2件、打撲24件、裂傷22件、その他7件になります。骨折6件の内訳は、転倒2件、落下2件、打撲2件になります。傷病の学年別は、1年生21件、2年生18件、3年生14件、4年生3件、5年生4件、6年生1件になりました。傷病の61件のうち、「相手があり」は18件でした。傷病の「その他」7件のうち、プール活動中のものが2件あり、1件は見学中に熱中症で体調不良になり、救急搬送されています。もう1件は重大事故で、児童同士の水の掛け合いで溺れ、意識がなくなり、監視員に人工呼吸を受けています。アレルギー対応の誤対応が2件あり、危機意識の欠如によるものです。開所の遅延は4件あり、4月2件、8月2件で、いずれも連絡ミスによるものでした。また、児童間のトラブルが保護者間のトラブルに発展しているケースも目立ってきました。法律的な相談や解決のための教授等、弁護士の方に法律的な業務支援をしてもらうことになりました。

財務状況
平成30年度法人全体の収益は、566,546,037円(児童クラブ事業514,788,489円、保育園事業27,732,490円、長期休暇対策事業22,037,023円、その他1,988,035円)でした。
法人全体の費用は、555,428,954円[事業費495,437,369円(人件費366,518,719円、その他事業経費128,918,650円)、管理費59,991,585円(人件費32,124,731円、その他管理費27,866,854円)]で、当期経常増減額は11,117,083円となりました。
退職給付引当金取り崩し額309,742円が加算され、一般正味財産期首残高42,051,039円の合計額53,477,864円が一般正味財産期末残高となり、次年度へ繰り越されます。
職員採用費用は、平成28年度約190万円、29年度約565万円、今年度は約895万円支出され、毎年増加している科目です。

第2 管理業務の状況

1 役員等
・理事8名、監事2名が任期中です。

2 会議等
(1) 総会
本年度の総会を以下の通り開催しました。
・第14回定期総会
 ⅰ開催日 平成30年6月24日(日)
 ⅱ場  所 ちがさき学童保育の会 事務局 2階ホール
 ⅲ議決事項 
  第1号議案 平成29年度事業及び活動報告承認に関する件
  第2号議案 平成29年度決算報告承認に関する件

  第3号議案 役員の選任に関する件
  第4号議案 平成30年度経営方針(案)及び運営方針(案)承認に関する件
  第5号議案 平成30年度事業計画(案)承認に関する件
  第6号議案 平成30年度予算(案)承認に関する件

(2) 理事会
本年度理事会を、別表12のとおり開催しました。

第3 事業の状況

1 放課後健全育成事業に関する事業
児童クラブ事業
○内  容
 日  時 通年
 内  容 放課後児童の健全育成
 場  所 市内19学区
 対象者数 19小学校区在籍児童とし、受益対象者延17,448名
 支 出 額 490,710,067円
○事業の成果
保護者が就労等により昼間家庭にいない小学校児童の授業終了後、適切な遊び及び生活の場を与え、その健全な育成を図ることができました。

職員の研修に関する事業
○内  容
 日  時  通年
 内  容  関連団体等の研修に参加
 場  所  関連団体等の施設
 対象者数  職員延905名
 支 出 額  10,203,882円
○事業の成果
職員を対象に、別表7に示す受講状況のとおり関連団体等が企画した研修への参加や講師を招いて基本的な知識を習得させる等の自主研修を実施しました。また、神奈川県主催の「放課後児童支援員認定資格研修」は、今年度職員23名が受講し資格を取得しました。

長期休暇対策事業
○内  容
 日  時  スプリングスクール 平成30年4月2日(月)~4月4日(水)
       サマースクール   平成30年7月23日(月)~8月30日(木)
       ウィンタースクール 平成30年12月25日(火)~1月5日(土)
       スプリングスクール 平成31年3月26日(火)~3月30日(土)
 内  容 高学年児童の健全育成
 場  所 東海岸教室:茅ヶ崎市東海岸南2-6-14長尾ビル
       鶴 嶺教室:茅ヶ崎市浜之郷477 鶴嶺小学校内
 対象者数 茅ヶ崎市内に在住する小学校4年生~6年生
 支 出 額 20,544,595円
○事業の成果
平成30年度のサマースクールは、新たに鶴嶺小学校の教室を利用し実施しました。鶴嶺地区周辺に限らず、市内の児童クラブのほとんどで待機児童が発生していることからも、今後も長期休暇対策事業利用者の増加が見込まれます。利用者の増加に伴い、児童同士の交流や仲間づくり、安全面の確保等の新たな課題も出てきています。今後はグループワークを取り入れ、子どもたちの居場所作りに力を入れると共に、職員の研修参加等を通して質の向上を目指していきます。

放課後児童の交流事業
○内  容
 日  時 平成30年4月~平成31年3月の土曜日
 内  容 小学生が継続して参加できる交流会
 場  所 茅ヶ崎市東海岸南2-6-14長尾ビル
 従事者数 NPO法人かながわ子ども教室及び地域の講師等
 対象者数 茅ヶ崎市内に在住する小学生
 支 出 額 302,186円
○事業の成果
今年度は、従来のプログラムを基本に、目新しさにかけ利用増の成果がありませんでした。今後は地域資源の活用や地域に根差したイベントの企画等、野外活動の充実となるような地域の団体を中心にネットワーク作りを進めていきたいと考えています。

2 保育園に関する事業
小規模型事業所内保育所「かもめ保育園」の運営
 日  時   通年
 内  容   職員の子ども及び地域の子どもの保育
 場  所 茅ヶ崎市東海岸南2-6-14長尾ビル
 対象者数 職員の子ども1名、地域の子ども10名
 支 出 額 32,483,354円
○事業の成果
南地区児童クラブの在籍児童との定期的な交流や、「ほっとカフェ」に来る地域の乳幼児とその保護者との交流が定着化できました。園児たちにとっても、良い刺激になると考えます。

3 教育に関する事業
学研教室の運営
○内  容
 日  時 通年
 内  容 幼児・小学生向けの国語・算数・英語学習の提供
 場  所 茅ヶ崎市東海岸南2-6-14長尾ビル
 対象者数 職員及び地域の児童
 支 出 額 1,034,551円
○事業の成果
会員数については、無料体験から3名の入会がありました。中高学年よりも幼児や低学年の問合せが増えてきています。ホームページを見てお問い合わせをいただき、そこから入会に繋がっているので、今後も定期的な更新と現会員への内部の充実を図っていきたいと考えています。

4 コミュニティ保育推進事業
コミュニティ保育「ほっとカフェ」の運営
○内  容
 日  時 平成30年6月~平成31年3月の毎月第3水曜日
 内  容 地域のコミュニティ保育の推進
 場  所 茅ヶ崎市東海岸南2-6-14長尾ビル
 対象者数 地域の乳幼児
 支 出 額 150,319円
○事業の成果
4月と8月を除き年間19回の開催ができました。75組81名の乳幼児が参加し、乳幼児は、ボランティアの方と職員が保育をし、その間保護者の方はコーヒー等を飲みながら談話をしてもらいました。昨年同様に後半は保護者同士の輪が広がり、育児の話題が尽きないようでした。かもめ保育園2歳児との交流も定着化しています。